雪国まいたけ、白マイタケの新菌種量産 年中安定生産

雪国まいたけは白いマイタケの新しい菌種を開発し量産化に成功した。現在販売している白マイタケに比べ1年を通じて安定的に生産できるようになった。カサも大ぶりで歯応えがあるという。8月から出荷を始め「新・白まいたけ」として販売する。
同社が販売する主力の茶色いマイタケ「極」の菌をベースに、約6年間かけて開発した。現行の白マイタケの菌は季節や栽培条件のわずかな変化で、カサの色合いにムラが出ることがあった。新菌はこの点を大幅に改良し、年中安定的に生産できるようになった。出荷後、現在販売する白マイタケは全て新菌の商品に切り替える。
雪国まいたけは国内で唯一白マイタケを大規模生産している。白マイタケは煮汁が濁らないため、料理の彩りを損ないにくいなどの利点がある。すまし汁やホワイトソース系の料理など、幅広い料理に活用できる点を訴求する。
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