東電柏崎刈羽原発のくい損傷、「セメント改良土が影響」
東京電力ホールディングスは24日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機の大物搬入建屋を支えるくいが損傷した原因と今後の対応を発表した。残されていたセメント改良土が中越沖地震の際にくいの動きを拘束したことが損傷の原因と説明。建設残置物について追加調査し、管理を強化する方針という。

稲垣武之所長が柏崎刈羽原発で記者会見し「今後、しっかり管理していく」と話した。契約では受注者からの報告を受けたうえで確認することになっていたが、改良土を残置した企業からの報告・相談などはなかったという。一方、電気設備の火災が相次いでいることについては「おわびを申し上げる」と述べた。原因調査を指示したという。
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