被災地つなぐネットワーク、BRTなど最適解探る
東日本大震災12年 変わる交通㊤
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東日本大震災による津波で大きな被害を受けた東北沿岸部で、住民や観光客に最適な交通のあり方を模索する動きが広がっている。鉄道に代わる足として注目を集めるBRT(バス高速輸送システム)や自動運転車――。克服すべき課題は多いが、全国の先行事例となる可能性も秘める。
「停留所が学校から近いし便利。登校時は座席がすべて埋まるくらい混む」。宮城県気仙沼市内の高校に通う男子生徒はこう話す。クラスの約3分の2が...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。