新潟で国際アニメ映画祭 23年3月、商業作品に特化

新潟国際アニメーション映画祭実行委員会は23日、「第1回 新潟国際アニメーション映画祭」を2023年3月に新潟市で開催すると発表した。長編商業アニメーションに特化したコンペティションや作品上映のほか、アニメ産業についてのセミナーやシンポジウムなどで構成。新潟から世界にアニメ映画を発信する。
開催は23年3月17日~22日の6日間。新潟市民プラザや開志専門職大学など4カ所で上映する。40分以上の長編部門(コンペティション)は10~12作品になる見込みで、審査委員長は映画監督の押井守氏が務める。コンペティションを含めた上映作品数は25~35を予定。有料入場者数は1万2000人を見込む。
新潟市は多くの著名な漫画家やアニメ・クリエーターを輩出。専門学校などでアニメーターや漫画家を目指す学生数が約400人にのぼることなどから開催が決まった。
23日は新潟・東京・カンヌ(仏国)の3都市を結んで会見が開かれた。審査委員長を務める押井氏は「アニメのコンテストはたくさんあるが、アート系が主流だった。エンターテインメントに特化したアニメの祭典としてファンがたくさん集まる楽しいイベントにしていきたい」と述べた。