エプソン、東京に新ショールーム 法人向け充実
セイコーエプソンは24日、東京都内で2つのショールームの営業を始めた。港区赤坂に新設したショールームは成長分野と位置づける商業・産業向けプリンターを中心に展示する。千代田区丸の内の既存ショールームも改装し、腕時計などの消費者向け商品の展示に加え産業用ロボットの操作が学べるスペースなども用意した。全国から人が集まりやすい東京の2施設を基点に法人客などへのアピール力を高める。

小川恭範社長は同日の報道関係者向け内覧会で「幅広い顧客やパートナーとの接点が持てる体制を整えることで、環境への取り組みをはじめとした社会課題解決に取り組んでいきたい」と述べた。
新設の「エプソンクリエイティブスクエア赤坂」はビルの1階にあり、床面積は約500平方メートル。商業・産業向けの大判インクジェットプリンターのほか、実際に印刷した広告販促物などを展示する。環境配慮型ショールームをコンセプトとしており、内装には海洋プラスチックを再利用した天板や廃材をリサイクルした床材などを使っている。

一方、19年に開設した「エプソンスクエア丸の内」もリニューアル開業した。新たにイノベーションエリアを設け、エプソンの技術や環境への取り組みなどを紹介する。オンライン配信が可能なステージも用意し、セミナーなどのイベントも開催していく。
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