東京都葛飾区、サッカー競技場整備めざし運動場取得へ
東京都葛飾区は23日、サッカースタジアムの整備を視野に日本私立学校振興・共済事業団と2月に協定を締結すると発表した。JR新小岩駅近くにある同事業団の運動場を含む約6万8000平方メートルの敷地を取得し、将来、サッカースタジアムの建設を目指す。
Jリーグが定める基準を満たす競技場の整備を想定。J1の基準は入場可能数を1万5000人以上としており、区を本拠地とする関東サッカーリーグ1部の「南葛SC」のJ1昇格を見据えて同規模での整備が妥当だとした。
取得にかかる費用は2023年度予算案に計上する。9月の区議会定例会で議案を提出し、12月に不動産売買契約を結ぶ。区の検証によると、想定建設コストはおよそ130億〜150億円で、想定維持管理・運営費は年間およそ2.9億〜3.3億円という。
同区は人気サッカー漫画「キャプテン翼」を活用した街おこしを進めており、競技場の整備によりスポーツ振興、地域経済の活性化や防災・環境面でも大きな効果をもたらす可能性があるとしている。