ダム貯蔵の日本酒いかが 土佐酒造が22年5月販売
土佐酒造(高知県土佐町)は2022年5月、同町にある四国の水がめ「早明浦ダム」の湖底付近のダム内部に貯蔵した純米酒(容量720ミリリットル)240本を町内の観光施設で販売する。年間を通してセ氏14度ほどと、ひんやりとしたコンクリート構造物の内部で熟成された味わいを楽しんでもらう。

ダム貯蔵の商品名は「Sameura Cave」といい、1本の販売価格は2750円。ダムの上部から湖底に向かって100メートル地点にある技術職員の通路に保管される20年産と21年産の純米酒計720本のうち、それぞれ120本を販売に使う。
20年産は同年5月、21年産は同年5月にダムに搬入したものを指す。熟成の度合いとして20年産を「2年もの」、21年産を「1年もの」とラベル表示する。在庫分は今後、「3年もの」などとして年1回販売。さらに新酒も補充していく。
ダム管理者の水資源機構、新たな名物を発信したい土佐町と共同企画した。ダム近くの宿泊施設、さめうら荘レイクサイドホテルと道の駅土佐さめうらで取り扱う。
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