徳島大学、感染管理の認定看護師 教育課程を新設
徳島大学は感染症対応の専門知識を持った認定看護師を養成するための教育課程を2023年4月に新設する。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、一定の条件下で医師の判断を待たずに医療補助ができる高度な看護人材の育成を目指す。修業期間は1年で、看護師免許を持っている人が対象だ。
感染管理分野で認定看護師の教育課程を設けるのは、四国で初という。募集定員は10人。徳島大大学院の看護リカレント教育センターで座学と実習を手がける。
同分野の認定を受けた看護師は、例えば脱水症状のあるコロナ患者がいた場合、医師からの具体的な指示を待たずに、手順書に従って点滴などを施すことができる。入院患者への看護はもちろん、在宅ケアなどと連携した地域医療への貢献も期待される。
徳島大は21年4月、在宅ケア分野の認定看護師を養成する教育課程を全国に先駆けて開設した。このほど1期生21人全員が、日本看護協会の認定審査に合格したという。