千葉・銚子市、温暖化ガス50年実質ゼロに 洋上風力活用
千葉県銚子市は二酸化炭素(CO2)をはじめとする温暖化ガスを2050年までに実質ゼロにすることを目指す「市ゼロカーボンビジョン」を掲げた。沖合で建設が計画されている洋上風力発電の活用などを想定する。市によると、明確に排出量ゼロを目標を掲げるのは県内自治体としては初めてという。
2019年に市内のCO2排出量は89万トンだった。それを30年までに59万トンまで減らし、その後50年に実質ゼロを目指す。もし対策を取らない場合、50年にも年間78万トンが排出される見込みという。
具体的な取り組みも例に挙げた。洋上風力発電の地域利用にあたっては、メンテナンス人材の育成や観光資源としての活動を盛り込んだ。公共施設や住宅への太陽光発電・蓄電池の導入も進めるという。
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