鈴与商事、再生可能エネ100%電力を販売 5月から
鈴与商事(静岡市)は5月、太陽光発電などの再生可能エネルギーを実質的に100%使った電力の販売を始める。化石燃料由来の電力でないことを証明する「非化石証書」を活用する。契約した顧客は、環境省の電気自動車(EV)購入者向け補助金を申請できる。脱炭素社会に向け、再生可能エネを使いたい消費者が増えると判断した。
「鈴与のでんき グリーンプラン」は、中部電力または東京電力の管内で、家庭や事務所など低圧電力を契約する顧客に非化石証書付きの電力を供給する。基本料金は従来の鈴与商事のプランと同じだが、使用電力量に応じ1キロワット時あたり1~2円高くなる。オール電化住宅にも対応する。
同プランを契約した顧客で2021年12月21日以降にEVやプラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)を買った場合は環境省の補助金を申請できる。EVの場合、補助金は最大で80万円となる。