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ワクチン接種券、送付前倒し相次ぐ 埼玉県内の自治体

さいたま市のワクチン接種券のイメージ

埼玉県内の自治体で、64歳以下を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種券の発送を前倒しする動きが広がっている。65歳以上の高齢者への接種が順調に進み、予約枠に空きが見られる自治体もある。都内で大規模接種会場などが設置され、自治体以外の場所での接種も増えている。

東京都に隣接する川口市では、65歳以上を対象とした予約枠が空き始めたことを受け、60~64歳への接種券の発送を10日前倒しして11日から始めた。55~59歳へも21日に発送済み。高齢者の接種率を65%程度と想定していたが、市内での接種率はそれよりも低いという。

背景には、同市が65歳以上の14万人に対して4月下旬に接種券を一斉に郵送したことがあるとみられる。多くの高齢者が手元に接種券があったことで、自衛隊が東京・大手町で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターや、県が設けた大規模接種会場への予約もできた。同市の担当者は「接種する会場が分散された」とみる。

市内に5カ所設けた集団接種会場をJR川口駅前の旧そごう川口店の1カ所にまとめたことで「接種効率も上がった」。同市では接種券が届き次第予約が可能で、60~64歳は6月中、55~59歳は7月中旬ごろまでに集団接種会場で1回目の予約を入れる人が多く見られるという。

同じく都に隣接する戸田市でも、大規模接種会場の設置で接種機会が増えていることなどを受け、基礎疾患のある人や高齢者施設従事者向けの接種券の発送を1週間ほど早めた。当初8月以降を予定していた59歳以下も6月30日以降、年齢の高い層から段階的に発送する。さいたま市でも、市営駐車場など接種会場を増やしたことで64歳以下の発送を1カ月ほど前倒しした。

新幹線で都内に通勤する人も多い本庄市では、東京・大手町の大規模接種センターでの接種年齢拡大で、若年層からの接種券に関する問い合わせが相次いだ。17日から18~64歳の希望者に対して郵送や窓口での接種券の配布を始め、23日までに約350人に渡したという。

行田市では21日、16~64歳の全市民4万3000人に接種券を送付した。予約開始時期は市内の予約状況を見て、年齢の高い順に案内を改めて郵送するが、接種券を送ることで「安心感を持ってもらう」狙いだ。

政府は65歳以上の高齢者に対し7月末の接種完了を目指す。64歳以下の一般市民に対する接種にスムーズに移行できるよう、今後も各自治体は、市民への丁寧な説明と迅速な対応が求められる。

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