スルガ銀行、横浜のSDGs企業に外国人向けサービス割引
スルガ銀行は5日、横浜市がSDGs(持続可能な開発目標)達成に向け活動している企業などを認証する制度「Y-SDGs」の認証事業者に、外国人向けサービスの利用料などの割引が受けられるサービスを始めた。
スルガ銀行が割引価格で提供するのは、同行が提携する人材紹介業のワンテラス(東京・千代田)が手掛ける外国人エンジニアをマッチングするサービスと、KUROFUNE(クロフネ、名古屋市)による外国人労働者の生活支援サービス。
クロフネの所得補償保険や24時間対応の外国語による生活相談サービスを利用する際に、年会費が3300円引き(1万3200円)になる。またワンテラスの紹介により外国人エンジニアを採用する場合には、新卒採用時の人件費(通常110万円)を92万4000円とし、中途採用の場合は通常想定見込み年収の35%を28%とする。
スルガ銀行の担当者は「SDGsを推進する企業の成長を支えていくことで、地域経済の発展や地域のSDGs意識の向上につなげたい」と話した。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。