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横浜市長選、IR誘致賛成の候補予定者なく 小此木氏も

 閣議に臨む(左から)加藤官房長官、菅首相、小此木国家公安委員長(22日午前、首相官)=共同

任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、同22日投開票)で、小此木八郎国家公安委員長(56)は22日、閣議後記者会見で「立候補する決意を固めた」と表明した。ただ最大の争点とされるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非について市の計画に反対する意向という。

市長選をめぐっては、現時点で市が進めるIR誘致を明確に賛成する立候補予定者が見当たらない異例の事態となっている。

小此木氏は22日の会見で、IRについて「後日、整理して話す」と述べるにとどめ、地元の自民党組織などと調整した上で正式に会見する考えを示した。

複数の関係者によると、小此木氏は、市がIRの候補地とする山下ふ頭(中区)ではなく、別の場所を候補地として模索しているという。

自民党の長年にわたる支援者だった、同ふ頭などを利用する港湾運送事業者が市の誘致計画に強く反対しており、そうした動きに配慮しているとみられる。

ただ「そう簡単に候補地が見つかるわけがなく、事実上のIR誘致断念と同じだ」(市関係者)との見方が多く、IR誘致を主導的に進めてきた自民党からは「組織として応援できない」との声も出ている。

地元経済団体幹部は「候補者が見つからないなか、県連会長の小此木氏が責任を取って立候補すると聞いて喜んだが、市のIR誘致計画に反対と聞いてびっくりした」と話す。

市長選では、IR誘致に反対する立憲民主党は横浜市立大医学部教授の山中竹春氏(48)の擁立に向けて調整している。同様に反対する市議らも立候補を表明しているが、小此木氏も事実上の反対に回ると、最大の争点のIRについて明確に賛成する立候補予定者がいなくなり、争点がぼやけてしまう可能性がある。

IR誘致を進める現職の林文子市長(75)=3期=は現在まで意向を明らかにしていない。自民党横浜市連は多選などを理由に支援しない方針を決めているが、小此木氏の動きを見て林氏がどう判断するか注目される。

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