亀田製菓、新CEOにジュネジャ副社長 インド出身
亀田製菓は22日、ジュネジャ・レカ・ラジュ副社長(70)が会長兼最高経営責任者(CEO)に就き、高木政紀常務執行役員(50)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する人事を発表した。いずれも6月14日付。体制刷新で経営改革のスピードを上げ、米菓を軸とした製菓業から総合食品業への転換を目指す。
田中通泰会長兼CEOは取締役シニアチェアマン、佐藤勇社長兼COOは相談役に就く。
亀田製菓は事業構造の転換を目指し、異業種の外部人材を積極的に採用してきた。インド出身のジュネジャ氏はロート製薬副社長などを経て、2020年に亀田製菓に入社。海外での販路拡大や、米粉パンや代替肉など食品事業のブランド立ち上げを担ってきた。
ジュネジャ氏は22日、日本経済新聞のインタビューで「企業が大きく変革しようとするなかで、異文化、異分野の経験を生かすことができる」と述べた。