東京・千代田区、児童手当の対象外世帯に独自手当
国の児童手当に6月から所得制限が設けられたことを受け、東京都千代田区は所得制限のために児童手当を受け取れなくなった世帯に対し、同額を支給する独自の手当を設けた。中学生までの子ども1人につき5000円を支給する。
5月末時点で区から児童手当の認定を受けていた世帯は手続き不要だが、公務員や、児童手当の受給者が区外に住んでいる場合は9月末までに申請する必要がある。
児童手当はこれまで中学生以下の子どもを育てるすべての世帯を対象に支給されていたが、6月から所得制限が設けられた。夫婦共働きで2人の子どもを育てている場合、父母どちらかの年収が1162万円を超えると支給対象外となる。千代田区は高年収の世帯が多く、受給者の4割が受け取れなくなる見込みだったという。