京急、VRで「油壺マリンパーク」復活 路上博物館と

京浜急行電鉄と一般社団法人路上博物館(東京・文京)は、閉館した水族館「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)を仮想現実(VR)技術で再現し、25日からインターネット上で一般公開する。営業期間中に同館施設の3次元計測を実施しており、バーチャル空間で再現した。デジタルアーカイブとして保存・公開し、多くの人に訪れてもらう。
同館は三浦半島の先端部の高台に位置し、東洋一の水族館として1968年に開業した。多くの人に親しまれていたが、老朽化により2021年9月に閉館し、現在は再開発が計画されている。
VR化は閉館を知った路上博物館が企画し実現。クラウドファンディングを実施すると、1000人超から650万円が集まった。水族館の水槽や剝製標本の展示がある施設やイルカショーをしていた劇場を再現したほか、建設当時の写真やパンフレットなどの資料を展示する「想い出館」も制作した。
入場は無料で、京急のホームページなどを経由しパソコンやスマートフォンなどから入ることができる。
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