群馬県太田市、小学生のプログラミング学校を6月開校
群馬県太田市はIT(情報技術)人材育成の一環で、プログラミングの学校を6月から開校する。1年間かけて学ぶ長期コースと半年間の速習コースを予定する。

「おおたプログラミング学校」の長期コース「Ⅰ課程」では、教育向けのプログラミング言語「スクラッチ」やロボット教材を使い、基礎から応用まで学ぶ。少人数グループに分かれ、テーマに沿った学習も行う。対象は市内在住・在学の小学3~6年生。
講座は週1回で全30回。火曜日と木曜日の2クラスに分け、定員はそれぞれ24人(合計48人)。受講料は年間3万円とする。Ⅰ課程への入校希望者を対象に、5月に体験授業を実施し、受講生を選ぶ。市によれば体験授業は既に定員に達しており募集は締め切っている。
半年間の「速習コース」は小学5、6年生が対象。スクラッチとロボットプログラミングを学ぶ。太田市の清水聖義市長は「学校教育では十分に学べない部分を支援していきたい。専門性を持たせれば、子どもたちのレベルや意識も上がる」と話す。来年度以降、定員やコースを増やす可能性もあるという。