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群馬県の接種証明、医療従事者ら「登録できない」相次ぐ

群馬県が13日から国やほかの自治体に先駆けて新型コロナウイルスワクチンのデジタル接種証明を開始したところ、医療従事者ら一部の人が利用登録できず、問い合わせが相次いでいることがわかった。接種券番号を把握していない医療従事者が多いことなどが原因。今後、国などが同様の仕組みを運用する際、課題となる可能性がある。

スマートフォンを活用した群馬県の接種証明「ぐんまワクチン手帳」には21日正午時点で約16万8千人が登録するなど、利用が広がっている。一方、県にはオンラインで約2万7千件の問い合わせがあり、うち約1万8千件は「接種券番号が分からない」だった。「手帳」の登録ではスマホ画面で接種券番号を入力する必要がある。

接種券番号が不明とする人のほとんどは優先接種した医療従事者。優先接種後に市町村から接種券が配られた人も多いが、誤った3回目接種を防ぐため国は接種券廃棄を呼びかけるよう自治体などへ伝達していたという。県内の優先接種者は約7万8千人で、自らの番号を確認できない人が多いもよう。

群馬県では「手帳」をチェックイン時に見せると宿泊代金が5千円割り引きになる観光需要喚起策などが15日から始まっている。山本一太知事は「(宿泊割引などは)紙の接種済み証の提示でも利用できるので、これを利用してほしい」と話した。

また、県への問い合わせには「接種記録が誤って登録されている」との内容も目立ったという。国はワクチン接種記録全体のうち0.07%に誤りがあると推計しており、この推計に基づくと群馬県内では約1千人の記録に間違いがあると推定される。山本知事は「国は現在、市町村に接種記録の確認・修正を求めている。修正されるまで待ってほしい」としている。

「手帳」の登録者(21日正午時点)を県が分析したところ、全体の約3割にあたる約4万7千人が60代以上だった。デジタルに不得手な人が多いとみられている高齢者の登録率が比較的高いという、意外な実態もみえてきた。

山本知事は「ワクチン手帳が全国に先駆けた取り組みであるがゆえの様々な課題がみえてきた。他県の参考にしてもらうためにもしっかりと実態を伝え、より利便性の高い制度にするよう努力する」と語った。

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