静岡ガスとフジタ、太陽光事業の新会社 静岡の工業団地

静岡ガスは中堅ゼネコンのフジタと太陽光発電事業の新会社を立ち上げたと発表した。静岡市内の工業団地に進出する工場や倉庫に太陽光パネルを無償で設置し電力を販売する。静岡市とも連携し地域の脱炭素化を進める。
新会社の名前は「S&F(エスアンドエフ)地域マネジメント合同会社」(静岡市)。出資比率は静岡ガスが70%でフジタが30%。静岡市で造成の進む工業団地の「恩田原・片山地区」に進出する企業を対象に電力を販売する。
企業とは太陽光パネルを発電事業者の負担で設置し、電力を施設に販売する「PPA(電力購入契約)」と呼ばれる仕組みの契約を結ぶ。
恩田原・片山地区は敷地面積が約32万8000平方メートルの工業団地で、出力が最大8メガワット分の太陽光パネルを設置できる見通し。将来的には余剰発電分をエリア内で相互融通し、再生可能エネルギーの最大活用を目指すという。