「フレイル」専門ドック 石川・七尾の恵寿総合病院
石川県能登地方の恵寿総合病院(七尾市)は加齢で心身が虚弱状態に陥る「フレイル」の検診と予防教室を組み合わせた「フレイルドック」を10月から始める。65歳以上で介護保険の利用がない人が対象。フレイルは放置すると要介護状態に進むため、早期発見と適切な運動などにより改善を後押しするのが狙いだ。

毎月第2・第4金曜日の午後に開催し、医師や保健師、管理栄養士、薬剤師らのチームが担当する。前半は事前アンケートや身体計測などをもとにフレイル度を評価してもらう。後半の予防教室では筋力・体力アップの体操体験、気軽に栄養がとれるレシピの紹介などが受けられる。
予約が必要で、価格は1万4300円(2022年1月31日までは9900円)だ。精密検査や治療が望ましい場合は、その場で受診予約をとることができる。予防・改善に向けて多職種で総合的にサポートする。
コロナ禍の行動制限などが影響し、フレイルになる人の増加が心配されている。要介護でない人の健康寿命を伸ばすことを目的にフレイルドックを企画したという。