「たたらの里」でアスレチック 島根・雲南で22日開業

島根県雲南市で自然の山林をそのまま生かしたフィールドアスレチック施設「フォレストアドベンチャー・たたらの里」が22日開業する。施設が立地する同市吉田地区はかつて日本古来の製鉄技法「たたら吹き」が盛んだった場所。人口減少が進む地区のにぎわいを復活させる核とする。
施設は約1ヘクタールで、山林・鶏卵事業などを手掛ける「たなべたたらの里」(雲南市)が運営する。小学4年生から大人までが楽しめるアドベンチャーコースと、身長110センチ以上の子供から遊べるキャノピーコースの2種類があり、それぞれ37のアクティビティを用意している。
最大の目玉は長さ170メートル、高さが最大で20メートルの上空を滑空するジップラインだ。「眼下に川が流れていてスリル満点」と、たなべたたらの里の井上保樹・地域開発部長は話す。「新型コロナウイルス下でも安心して遊べる施設として楽しんでほしい」という。
12月下旬まではプレオープンで、1日60~80人に入場を制限する。2023年春からは同200人程度まで枠を広げる(1~2月は休業予定)。