ロボットハンドの力を自動で調整 シナノケンシ

精密モーター製造のシナノケンシは、ロボットハンドが物品に触れた際に自動でつかむ力を調整できる技術を開発した。ロボットハンドの動きを制御するソフトウエアの新機能として搭載する。オンラインショッピング向けの物流拠点など、様々な品を仕分ける現場での利用を想定する。
新しいソフトウエアは、ロボットハンドの「爪」と呼ばれる先端部が物品に接触したときの反発力から硬さを検知する。爪の開き方から、物品の大きさも検知する。検知した情報を使うことで、1つの動作指令で複数の物品に対して自動でつかむ力を調整できるようになった。
新たなソフトを搭載したロボットハンドは無料で貸し出して顧客の反応を集める。2023年2月までに、販売するロボットハンドの全機種に搭載する予定だ。