静岡空港の10月搭乗者、2.3倍の3万人 21年同月比
静岡県が発表した静岡空港(静岡県牧之原市)の10月の搭乗者数は前年同月比2.3倍の3万1361人だった。国の観光振興策「全国旅行支援」が始まり、新型コロナウイルスによる行動制限もなく、利用者数が堅調に推移した。2022年度の累計搭乗者数は20万人を超え、約18万8000人だった前年度の水準を上回った。

フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は新千歳線の搭乗者が4316人となり、月末から運航を始めた前年同月の149人から大幅に増えた。福岡線も2倍の1万3384人に上ったほか、出雲、熊本、鹿児島の各路線も前年同月を上回った。全日本空輸(ANA)の新千歳、沖縄の2路線は運航されなかった。
国際線は20年3月から全便欠航が続いている。県空港振興課は「教育旅行の利用促進に加え、企画旅行を活性化させるため静岡空港発着の座席販売に対する支援や貸し切りバスの料金の助成などを通じて需要を創出したい」としている。
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