青森県の三村知事、6選不出馬表明 5期20年で退任

青森県の三村申吾知事は21日記者会見し、自身の任期満了に伴う6月の知事選に出馬しない意向を表明した。5期目で退任する。「新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済が回る兆しも出始め、次につなぐことは果たせた」と20年間を振り返った。
三村氏は新潮社勤務後、青森県百石町(現おいらせ町)町長や衆院議員を経て2003年の知事選で初当選した。「攻めの農林水産業」を掲げ国内外で県産品のトップセールスを積極的に進めてきた。
知事選には同県むつ市長の宮下宗一郎氏が立候補を表明した。青森市長の小野寺晃彦氏も三村氏が退任する場合は立候補する意思を示している。