ヤマハ発動機と連携の浜松城北工業高、海外インターン

ヤマハ発動機とロボット産業を担う理工系人材の育成で連携する浜松城北工業高校(浜松市)が、海外インターンシップ(就業体験)を本格化する。まずオンラインでヤマハ発のフィリピン子会社と結び実施した。2023年夏をメドにリアルで生徒を送ることも検討。現地との交流では英語を用い、生産現場の課題解決を学んでもらう。
オンラインでの海外インターンは2月16日に実施し、機械科や電子機械科、電気科に所属する2年生と1年生の計23人が参加した。ヤマハ発から派遣された社員の指導のもと事前に準備した英語の質問を、スクリーン越しに現地に投げかけてやりとりした。
浜松城北工業高は地域産業人材を育てる文部科学省の「マイスター・ハイスクール事業」に東海4県で初めて採択された。ヤマハ発や静岡県教育委員会、浜松市と産官学で連携を取り、ロボットやデジタル技術に強い人材を輩出する仕組みづくりに取り組む。海外インターンもその一環で、実地での体験をその後の学びに生かしてもらう。
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