東北電力、秋田火力4号機の廃止を24年7月に延期
東北電力は20日、老朽化している秋田火力発電所4号(秋田市、出力60万キロワット)について、廃止時期を従来の2023年3月から24年7月に延期すると発表した。秋田火力4号は重油・原油を燃料としており、足元の液化天然ガス(LNG)価格高騰を踏まえれば、低コストで発電できる可能性があると判断した。

21年3月から長期計画停止している東新潟火力発電所の港1号・港2号(新潟県聖籠町、出力計70万キロワット)を22年11月に廃止することも発表した。12月に営業運転を始める上越火力発電所1号(同県上越市、出力57.2万キロワット)の試運転の状況が順調なことから、廃止時期を明示した。
