三井不動産など、神宮第二球場の解体工事に着手

東京・神宮外苑地区の再開発事業を進める三井不動産など4事業者は22日、神宮第二球場の解体工事に着手した。4事業者は工事に伴い伐採を予定している約3000本の樹木の内訳について、9割が樹高3メートル未満の低木で、そのほとんどがモクセイやツツジ類などだと公表した。低木のほとんどは群生しているため実数を数えられず9割は推計値としている。
事業者は2月、東京都新宿区に対して、都の風致地区条例に基づき3028本の木の伐採を申請した。調査で数えた樹高5メートル以上の高木23本、3メートル以上5メートル未満の中木7本、低木308本を実数として計上し、植栽帯の面積などから低木がさらに2690本あると推計したという。
環境影響評価(環境アセスメント)手続きでは、事業者側は伐採本数を樹高3メートル以上の樹木743本としていた。