JR四国、観光列車に個室 来春投入の伊予灘ものがたり
JR四国は2022年春に刷新する観光列車「伊予灘ものがたり」の概要を発表した。新たに貸し切り可能な車両を設けるほか、海沿いを望むペアシートを充実させる。デザインは瀬戸内海西部の伊予灘の夕景をイメージした茜色や黄金色などを基調に、夕日に映えるようにメタリック塗装を施した車両とする。

伊予灘ものがたりは老朽化に伴い、現行車両での運行は21年末までとなっていた。新型車両での運行は来春からで、愛媛県の松山駅―八幡浜駅などを1日に2往復する。車両数を1つ増やした3車両構成とするほか、定員は計58人までとなる。
3号車は貸し切りのグリーン席で定員は8人。少人数でのグループ旅行や誕生日利用などを想定している。光の滴をイメージした天井照明を設けるほか、サクラの木を使う壁のデザインなどで上質感のある空間を演出する。
既存の1・2号車では自動換気システムの導入で、新型コロナウイルス対策をさらに強化するほか、ペアシート席の充実やデザインの一部刷新などを実施する。
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