岡山県、2021年ヒノキ生産量日本一に 国産材需要増で
農林水産省が公表した2021年の木材統計で、岡山県のヒノキ素材生産量が前年比25%増の27万8000立方メートルと日本一になった。木材が世界的に不足する「ウッドショック」の影響で国産材の需要が高まり、生産量を押し上げた。
2位は愛媛県、3位は熊本県だった。岡山が日本一になるのは18年以来3年ぶりとなる。「海外の木材が入りにくくなり、国産材に切り替える動きが追い風になった」(岡山県木材組合連合会)という。
地元での利用促進も活発になっている。5月には民間建築物で県産材の利用を広げるため、岡山県が県建築士会や住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ(岡山市)などと協定を結んだ。