群馬県、社会人eスポーツ大会を開催 異業種交流狙う

群馬県などはゲーム対戦競技「eスポーツ」で、県内企業など対抗の社会人大会を開いた。開催は2021年度に続き2度目。県はeスポーツを通して、県内企業の異業種交流や若者へのPRなどを目指している。
eスポーツ大会「GUNMA LEAGUE(グンマリーグ)」は、2月に予選が行われ、3月18日にイオンモール高崎(高崎市)で決勝トーナメントが行われた。企業や自治体、学校など昨年よりも10チーム多い34チームが参加。1チーム2人以上で、サッカーゲーム「eFootball」シリーズの腕前を競った。

初出場のあいおいニッセイ同和損害保険群馬支店(高崎市)が優勝した。同社の参加選手は「普段は接点がない企業同士がゲームを通してコミュニケーションできるので良い機会になった」と語った。
対戦前に両チームの選手が名刺交換する時間を設けるなど、交流を促す場面も見受けられた。県eスポーツ・新コンテンツ創出課の斉藤義之課長は「ゲームという同じ趣味を通して、自然と異業種交流ができる。(ゲームに興味がある)若者に企業を周知することにも役立つ」とした。大会は県や県商工会議所連合会などで構成される群馬県企業等対抗社会人eスポーツリーグ実行委員会が主催した。