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静岡県、まん延防止要請へ 新規感染1000人超

静岡県の川勝平太知事は20日開いた臨時の記者会見で、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用を21日に政府に要請すると表明した。静岡県内は新型コロナの新規感染者数が初めて1000人を超えた。変異型「オミクロン型」の感染が拡大しており、医療体制が急速にひっ迫すると判断した。

川勝知事は「飲食店が1番大きな感染源とは言えないが、昨年の重点措置で人流が7割減るなど抑制効果があった」と適用の意義を強調した。

重点措置は政府による専門家との協議などを経て、来週中に静岡県に適用される見通しだ。対象範囲は県内全域で調整を進める。飲食店に営業時間の短縮や酒類の提供停止を求め、応じる店には協力金を交付する。

政府の基本的対処方針によると、重点措置が適用された地域では十分な感染対策を取る認証店は午後9時まで、非認証店は午後8時まで営業できる。酒類は非認証店は提供できないが認証店については県が判断する。

川勝知事は具体的な要請の内容について「県や浜松市の認証を取得した飲食店には酒類提供の有無を選択できるよう検討している」と語った。

県内は20日、1日あたりの新規感染者が1050人と2日連続で過去最多を更新した。内訳は静岡市内が219人、浜松市内は199人、両市を除く県の管轄地域が632人だった。過去1週間の県内人口10万人あたりの新規感染者数は121人と100人を超えた。

20日時点の病床使用率は24.3%で、地域別に見ると浜松市などの県西部が32.9%、静岡市などの中部が11.5%、県東部は29.1%となっている。一方で重症者は1人で病床使用率は2%にとどまる。県は重点措置の要請について具体的な指針を示しておらず、19日時点で「感染状況に応じて適時適切に行っていく」としていた。

県内では脳卒中をはじめ冬季に増えるとされるコロナ以外の患者が増えており、一般医療の需要が高まっている。さらに川勝知事は「医療従事者らの感染者、濃厚接触者が相次いでおり影響が危惧される事態となっている」と訴えた。

感染者数が過去最多を更新した静岡市の田辺信宏市長は20日、静岡医師会、清水医師会と共同記者会見を開いた。若年層を中心に感染が拡大しており、医療状況がひっ迫していると指摘した。

田辺市長は「医療現場を守らなくてはならない。社会的責任を持った行動をお願いしたい」と市民に呼びかけた。

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