川崎市、脱炭素コンビナートの国際プロジェクトに参画

川崎市は20日、世界経済フォーラムが運営するコンビナートのカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)のプロジェクトに参画したと発表した。日本のコンビナートが参画するのは初めて。海外のコンビナートと連携し、カーボンニュートラル実現に向けた先進的な取り組みなど情報の交換に役立てる。
米国、英国、オランダ、オーストラリア、中国などのコンビナートが加盟する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアチブ」に参画した。対面・ウェブ会議を通じて水素供給のパイプラインの取り組みや国の支援の状況といった情報を交換する。
市は2022年に川崎カーボンニュートラルコンビナート構想を策定し、官民協議会を設立した。参画にあたり協議会に参加するJFEホールディングス、ENEOS、レゾナック(旧・昭和電工)など14社から賛同を得ており、各企業の脱炭素に関わる技術もPRしていきたい考えだ。
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