静岡県、原油高で施設園芸農家に補助 受け付け開始

静岡県は原油価格の高騰の影響を受ける施設園芸農家への補助金の受け付けを始めた。ロシアのウクライナ侵攻などを背景に、コスト増加に悩む中小事業者の経営を支える狙いだ。
ハウス栽培に必要な加温用の重油が高騰している農家などを対象にする。助成単価に燃油購入量をかけ合わせた額を支給する。要件として、園芸用施設内で野菜類、花き類、果樹類を生産し販売していたり、省エネルギーの取り組みに関する計画を提出したりすることなどを求める。対象期間は1~3月。
補助制度の詳細は県ホームページに公表している。県は補助金の関連費用を2月補正予算に盛り込んでいた。原油高は2021年ごろから続き、ロシアのウクライナ侵攻で拍車がかかっている。