東急、田園都市線沿線に郊外型まちづくり実験拠点

東急は田園都市線沿線で郊外型のまちづくりの実証実験を始める。第1弾として4月にあざみ野駅から3キロメートルほどの虹ケ丘団地(川崎市)近くに実証実験拠点を開設し、シェアリング型の農園や地産地消の市場などとして活用する予定だ。
実証実験拠点「nexus(ネクサス)チャレンジパーク」は敷地面積約7800平方メートル。行政や地域住民、企業などと連携して地域ネットワークを構築し、沿線地域のにぎわい創出につなげたい考えだ。
同社はコンサルティング大手のシグマクシス・ホールディングスと18日に提携し、住民主体の持続可能なまちづくりを進める「nexus構想」を掲げる。「農と食」「資源循環」や駅から遠い地域向けの次世代型移動サービス「MaaS(マース)」などをテーマに、同沿線の横浜市青葉区、川崎市宮前区周辺から実証実験や事業を段階的に展開する。