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廃水油脂、新種細菌で高効率分解 福井県立大が発見

福井県立大学は廃水処理設備を手掛けるクォードコーポレーション(福井市)と共同で、廃水の油脂を高効率で分解する新種の細菌を発見したと発表した。福井市内の流水域から新たに見つかったといい、クォードが食品工場など向けの廃水処理製剤として商品化した。処理施設を増設せず低コストで油脂などの有機物質の濃度を下げられる。

福井県立大の木元久教授の研究室が発見した。廃水中に投入すると有機物を食べて凝集・沈殿し、通常の処理をした場合と同程度まで有機物濃度を下げられる。県立大とクォードが特許を申請している。

クォードは細菌培養槽と組み合わせた水処理システムも販売する。同社によると、脱水機などを使う従来の処理と比べて汚泥処分費が5割減るなど、ランニングコストの削減が見込めるという。現在は9億5千万円程度の食品系廃水処理システムの年間売上高を、5年後に12億円程度に引き上げたい考えだ。

クォードの年間売上高は50億円程度。21年にはこの細菌を研究していた木元研究室の卒業生を研究員として雇用した。木元教授は「今後も共同研究を続ける。工場ごとに廃水の性質は異なるため、それぞれに適した細菌を見つけていきたい」と話している。

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