静岡空港の2022年12月搭乗者数、3年ぶり3万人超え
静岡県が発表した静岡空港(静岡県牧之原市)の2022年12月の搭乗者数は前年同月比1.7%増の3万234人だった。12月として3万人を上回るのは新型コロナウイルスの影響がなかった19年以来、3年ぶりとなる。国の観光振興策「全国旅行支援」によるレジャーや年末年始の帰省などの需要が堅調に推移したとみている。

フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は熊本線が16.5%増の2690人。福岡線は前年同月とほぼ同水準だったが、鹿児島線は通常の1日1往復に加え、12月末に同2往復に増便したことなどから4.8%増の3755人と12月で過去最多を更新した。
全日本空輸(ANA)の新千歳、沖縄両線は9日間運航し、沖縄線は31.1%増の1848人。新千歳線は前年同月を下回った。
2020年3月から全便欠航が続く国際線は、2~3月に韓国・ソウル間のチャーター便、定期便が順次再開する予定だ。県空港振興課は「台湾路線の運航も航空会社や旅行会社に働きかけ再開を目指す」としている。
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