旧広島市民球場跡の商業施設、16店舗が入居 中四国初も

NTT都市開発などは19日、旧広島市民球場の跡地に整備される公園内の商業施設「SHIMINT HIROSHIMA(シミントひろしま)」に入居するテナントを発表した。中四国初出店のファッションブランドや飲食店など16店舗が開業する。施設はイベント広場の周辺に弧を描くように並び、買い物や食事を回遊して楽しめるようにする。3月31日に開業する予定だ。
中四国初出店となるのはファッションブランド「マザーハウス」やアウトドア用品店「ogawa GRAND lodge」など。そのほか、お好み焼き屋や広島の食材を使ったパン屋も入居する。開業直後はにぎわい作りのために期間限定のイベント区画を用意するが、5月に広島市で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)の前後から段階的に工事をし、夏ごろに全店舗がそろうという。
シミントひろしまは平屋が3棟、2階建てが5棟で、店舗面積は計約3500平方メートル。民間資金で公園を整備する「パークPFI」を通じてNTT都市開発を代表とする企業グループ「NEW HIROSHIMA GATEPARK」が再開発を進めており、大成建設や広島電鉄も参画している。