ミートエポック、肉・魚保存シートを家庭用に販売

明治大学発スタートアップのミートエポック(川崎市)は肉や魚を包んで熟成させる布状のシート「発酵力 オイシート」を22日から家庭用に発売する。これまでレストランやメーカー向けに販売してきたが、家庭でも需要が見込まれると判断した。
シートは、人体に無害の菌を培養し、回収した胞子を滅菌したレーヨンの布に付着したもの。肉や魚に巻き付けると熟成に必要な菌が短期間で増殖し、冷蔵庫に入れておくだけで、腐敗を防ぎながら熟成を促す。
オイシートはタテ20センチ、ヨコ33センチと切り身などを手軽に包めるようにコンパクトなサイズにした。シートで肉や魚を巻いて冷蔵庫で5日間熟成させる。熟成することで、うまみを引き出すだけでなく、菌の力で劣化を抑えるため食品ロスも抑えられる。クラウドファンディング仲介大手、キャンプファイヤーのサイトで販売し、価格は5枚入りで4000円。豚肉、牛肉、サーモンと組み合わせたセット商品もある。