賢い配車で過疎地の足 日産、原発被災の福島で勉強中
東北6県 気になる現場
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日産自動車が人工知能(AI)で運行を管理するスマートモビリティーのサービス構築に挑んでいる。舞台は原子力発電所事故で居住人口が激減した福島県浪江町。過疎地の住民の足となるビジネスモデルをつくり、将来の全国展開を目指す。
東京電力福島第1原発から最短で約4キロの浪江町は事故後、全町民の避難を強いられた。2017年3月末、放射線量の高い帰還困難区域を除く区域で避難指示が解除されたが、居住人口はいまも...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。