静岡県、物価高騰対策などで5月補正予算案 25億円
静岡県は19日、一般会計25億円の5月補正予算案を発表した。物価高騰や新型コロナウイルスの感染拡大への対策を盛り込んだ。財源は国庫支出金を活用する。20日開会の県議会に提出し可決、成立を目指す。
原油価格・物価高騰の緊急対策に3億円を計上し、低所得のひとり親世帯への特別給付金を支給する。支給額は児童1人あたり5万円にする計画だ。生活困窮者のための自立相談支援機関の体制も強化する。6月には原材料価格の高騰の影響を受ける企業を対象にした支援策も別途、検討するという。
感染が依然収束しない新型コロナへの対策には22億円を充てる。高齢者などへの4回目のワクチン接種や、検査体制の充実など、幅広い事業を計画している。
