静岡県、2月補正予算を可決 「まん延防止」延長で
静岡県は21日、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の延長を受けた一般会計92億円の2月補正予算を可決、成立させた。営業時間の短縮要請に応じた飲食店への協力金や、外出自粛などの影響を受けた中小事業者への応援金の支給に必要な経費を盛り込んだ。
飲食店への時短協力金には88億円を計上した。3月6日までの重点措置延長に伴い、県や浜松市の認証を取得した中小企業や個人事業主の運営する飲食店が酒類を提供する場合は現行通り、売上高に応じて1日2.5万~7.5万円を支給する。認証店が酒類を提供せず午後8時までの時短に協力すれば1日3万~10万円で、非認証店も同額になる。大企業が運営する飲食店への協力金は1日最大20万円となる。
飲食店への時短要請や外出自粛の影響を受けた中小企業や個人事業主に支給する応援金には3億円強を充てた。給付額は法人が10万円、個人は5万円。営業時間を短縮する飲食店と取引のある食品加工など様々な業種を想定している。

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