スズキ財団、「やらまいか大賞」に東京農工大・永井氏
スズキ財団(東京・港、鈴木修理事長)は18日、意欲的に挑戦して優れた功績を上げた研究者を顕彰する「第2回やらまいか大賞・特別賞」を決定したと発表した。大賞は自動車事故低減のための予防安全技術確立に貢献した東京農工大学・永井正夫名誉教授、特別賞は不整地移動車両の車輪機構を開発した和歌山大学・中嶋秀朗教授。
両賞は財団設立40周年を記念して2020年度に創設した。賞に冠した「やらまいか」はスズキの地元、静岡県西部にある言葉で、何事にも挑戦するとの意味がある。
21年度の助成対象も決めた。全国の大学などからの申請を受け57件(1億3545万円)の研究助成を選んだ。その他の助成も含め、助成総額は1億3954万円。