周南市議会、徳山大学の公立化議案を可決

山口県の周南市議会は18日、徳山大学公立化の関連4議案を可決した。この結果、徳山大学の名称を「周南公立大学」に変更した上で2022年4月に公立大学として開学することが事実上決まった。周南市は今後、公立大学法人設置の認可を県に申請し、徳山大学は大学設置者変更の認可を文部科学省に申請する。
可決したのは、周南公立大学の定款制定や財産出資などの4議案。これを受けて周南市と徳山大学は来年4月の公立化や24年4月の看護学科新設など学部再編に向けた準備を本格化する。市議会終了後、藤井律子市長は報道陣に「このまちにとって大学があることの価値はとても大きい。人口減少が進む中で大学の力を活用しながら、一緒にまちづくりに取り組んでいきたい」と話した。