地銀、アボカド栽培やコラボ商品 金利以外の収益源探る
地域金融の現場から 縮む地盤と向き合う(下)
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国内の超低金利が長引き、地銀が手掛ける融資の利ざやは縮んでいる。収益を融資に頼っていては、将来の先細りは避けられない。従来の銀行業を補完し、金利以外の収益源を見いだそうと各行は手探りしている。
宮崎市内を通る東九州自動車道の宮崎西インターチェンジの近くに、アボカドを栽培する温室ハウスがある。宮崎銀行と関連会社が設立した農業法人、夢逢いファームの農場だ。
宮崎は全国有数の農業県だが、生産者の高齢化...