浜松倉庫、経産省のDX認定事業者に
物流会社の浜松倉庫(浜松市)は、経済産業省から「DX(デジタルトランスフォーメーション)認定事業者」に認定されたと発表した。静岡県内の中小企業では初めてという。ロボットや人工知能(AI)などの導入により、倉庫内の業務効率を高めた点が評価された。
DX認定制度は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、DX戦略の実現に向けた体制が整備された事業者を認定する。企業の信用力向上につながるほか、税制優遇などの利点もある。浜松倉庫は1日付で認定を受けた。
同社は2015年から本格的に自動化やデジタル化に取り組んでいる。ロボットが倉庫内で商品を自動で仕分けるほか、AIが過去の出荷データなどを分析し仕事量を予想する。取り組みを始めてから残業時間が約3割減ったほか、誤出荷も大幅に減らしたという。