「東洋のガラパゴス」小笠原で本家の専門家が講演
東京都は20日、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島に本家のガラパゴス諸島からエコツーリズムや外来種対策の専門家を招いた講演会を開く。環境保全と観光振興の両立について講演してもらい、小笠原諸島のエコツーリズムの実践に生かす。
講演会は午後7時から9時まで。父島の会場では島民や観光関係者ら向けに対面で開催するが、動画投稿サイト「ユーチューブ」でもオンライン配信する。都環境局は「小笠原の自然やエコツーリズムに関心がある人にも視聴してほしい」としている。
ガラパゴス諸島は一度も陸続きになったことがなく、独自の進化を遂げた生き物が数多く生息しており、ダーウィンが進化論の着想を得た島として知られる。小笠原諸島も同様の条件を備え、いずれも世界自然遺産に登録されている。都とガラパゴス諸島は2019年に協定を結んでおり、講演会は交流事業の一環として実施する。