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山梨県、脱炭素の農産物で認証書 みさき食品など

山梨県は19日、脱炭素に取り組んだ農場で生産した農産物を認証する「やまなし4パーミル・イニシアチブ農産物等認証制度」について、果実原料卸のみさき食品(同県笛吹市)などに認証書を授与した。温暖化抑止への貢献を認証し、県産果実などのブランド化を進める。認証を受けたみさき食品などは県が制作したロゴマークを付けて農産物などを出荷できる。

山梨県は、世界の土壌の表層部にある炭素の4パーミル(0.4%)を毎年土壌に封じ込めれば大気中の二酸化炭素(CO2)の増加をゼロに抑えられる、という考えに基づく「4パーミル・イニシアチブ」活動に全国に先駆けて取り組んでいる。

認証制度は炭素貯留量の実績を県が確認して農産物や加工品を認証する「アチーブメント(実績・成果)」認証と、炭素貯留量が確実に見込まれる計画を認証する「エフォート(取組・計画)」認証の2種類で構成。みさき食品は初めてアチーブメント認証を取得した。山梨県立北杜高校などがエフォート認証を受けた。

長崎幸太郎知事は「農業分野で脱炭素社会に貢献する先駆者として各地域で活躍することを期待している。県が制作したロゴで4パーミル・イニシアチブの取り組みをPRしてほしい」と述べた。

みさき食品の雨宮光社長は「梅などを栽培する自社圃場で、木を強くし良い果物を作るために剪定(せんてい)した枝を炭にして埋めたり、堆肥などをまいたりしてきたが、地球のためになるということで認証を受けることができた。今後も温暖化抑制に貢献して山梨の農業を後世につなげていきたい」と話した。

アチーブメント認証は1ヘクタールあたり1トン以上の炭素(CO2換算で3.67トン以上)を土壌に貯留することが条件。エフォート認証は、県が指定した取り組み方法などを基に土壌に炭素を貯留する計画を提出し、実績を報告する必要がある。

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