フィリップス補聴器の低価格帯シリーズ発売

補聴器メーカーのデマント・ジャパン(川崎市)は19日、補聴器「フィリップス ヒアリンク」の低価格帯シリーズを全国の取扱店約300店舗で発売した。
2021年3月に発売されたフィリップス ヒアリンクは人工知能(AI)を使った音声処理技術を搭載し、騒がしい環境でも明瞭な音質で聞こえるのが特長。従来シリーズの価格が20万~40万円台だったのに対し、低価格帯シリーズは10万~15万円で販売し、顧客層の広がりを狙う。
軽度から高度・重度難聴まで対応する。従来シリーズにスマートフォンの通話時に補聴器のマイクが声を拾うため、両手が自由になる「ハンズフリー通話機能」を追加した。肌や髪の色に合うベージュ、グレー、黒など6色を取りそろえた。