ICS-net、食品パッケージをデータベースに 1万点以上

食品流通サイト運営のICS-net(長野市)は食品のパッケージ写真や価格などをまとめたデータベースサービスの試験運用を始めた。約1万4000点の製品情報を閲覧でき、食品メーカーの企画や開発担当者が他社製品を調査するなどの用途を想定する。必要なデータの種類などを確認しつつ、7月の正式リリースを目指す。
現在は一部企業に有料で試験提供しているが、7月以降は月額5万円で他の企業にも提供する予定だ。製造元や使用原料、販売地域などから製品を絞り込むことができる。各製品のパッケージ裏表の画像、原材料の表記内容などを閲覧できる。食品メーカーの担当者が競合製品を調べたり、新製品のパッケージデザインを考えたりする際の作業を効率化できるという。
同社は食品メーカーや原料メーカーが余った材料を取引するためのサイト「シェアシマ」を運営している。2022年12月からデータベースサービスの実証実験を始めており、将来的には海外製品の掲載も目指す。