NTT横浜ビル建て替え、横浜市スマート教育センター誘致

NTT都市開発(東京・千代田)とNTT東日本神奈川事業部(横浜市)は17日、NTT横浜ビル(横浜市中区山下町)を建て替え、9階建ての複合施設を整備し、横浜市の新しい教育センター「(仮称)スマート教育センター」を誘致すると発表した。
現在のビルは2025年から解体工事に入り、複合施設は29年に完成する予定という。計画などによると、複合施設は地上9階、地下1階。延べ床面積は約2万4000平方メートル。1~5階がスマート教育センターとなり、ほかの階はオフィスや店舗などが入る。
同センターには専用エントランスを設け、研究・研修室、企業や大学などとの共同研究室、スタジオ、教育相談室などで構成。教育現場のICT(情報通信技術)推進を強化する。
民間事業者が施設を整備して市が賃借する建物賃借方式で、同センターは耐震強度不足のため閉館した市教育文化センター(同市中区)に代わるもの。NTT都市開発などは「横浜市と連携してデジタル技術を活用した先進的な教育拠点の形成を目指したい」としている。